Life with Bipolar Disorder and ADHD

大体タイトル通りです。ADHD(診断済)+ASD傾向、双極Ⅱ型感情障害を持った私とASDのパートナー(配偶者)との共同生活記録。

発達障害者の転職活動記録(4)~ 転職エージェントへの提出書類作成

前回のまとめ 

この記事は続き物になっております。ひとつ前の記事はこちらになります。

yspr.hatenablog.jp

前回は転職エージェントに対面カウンセリングまでにいくつか書類を提出するように言われました。今回は、書類の作成について記事にします。

 

書類の作成(エージェントに求められた分)

転職エージェントとの対面カウンセリングまでに送付する書類がいくつかありましたが、特にこの3点が面倒でした。

  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • 障害の状況を説明する書類(アンケート形式)

履歴書と職務経歴書は単純に自分の経験したことを棚卸ししてわかりやすくかつアピールできるように書くのが面倒でした(当たり前かもしれませんが...)。

私は(他の人もそうかもしれませんが)事実を書くのはそれほど苦ではなかったのですが、自己肯定感が高いほうではないためアピールできるようなことを書くのが苦手でした。また、障害についてはわかりやすい説明ができているか、必要な配慮については果たして合理的であるかなどが不安でした。

そこで、似た障害を持つ友人にチェックを依頼し、フィードバックをしてもらいました。第三者の目によるチェックはとても参考になるのでお勧めです。もし身近にチェックしてもらうような方がいない場合でも、具体的に心配な点を伝えつつエージェントの担当者に相談するといい返事が返ってきます。障害者雇用専門のエージェントはやはり経験豊富なので、ひとつひとつのアドバイスが刺さります。

 

障害状況を説明するアンケートに関しては、必要だと理解できるもののただただ質問項目が多く、その質問に対して客観的に回答しなければならないのが難しく感じました。アンケートの質問は、障害が実務に与える影響について、それがどの程度かを5段階で回答するというものでした(例えば、「臨機応変の対応が苦手である」のようなもの)。

ただ、障害状況についての情報をもとにエージェントの担当者は応募先企業にわたる書類を作成するので、そこで可能な限り正確な情報を提供しないと後々互いに不幸になってしまうと思われます(できないことをできると言っても入社後にボロがでるし、その逆でも適切に評価してもらえません...)。

 

書類の作成(自主的に作成した分)

私は、提出を求められた書類以外に自主的に障害についてまとめた文書を準備しました。内容は次の4点です。

  1. 障害の概要
  2. 障害が業務に与えうる影響
  3. 「2.」に対しての自分ができる対処
  4. 「3.」では対処できないことについて、会社側にお願いしたい配慮

実際なくてもよかったのですが、面談前にエージェントの担当者に自分の障害について理解を深めていただけたというメリットがありました。また、この文書をもとに面接の回答のシナリオを組み立てることもできたので、もし時間がある場合は作ってみることをお勧めします。

これは面接のときにもかなり言われたのですが、選考に関わる方の全員が精神疾患や障害について熟知しているわけではないということを心にとどめておくことは重要です。「自分の障害はこういうもので、こういう問題があるのでこのような対処をしている。しかし、それだけではカバーできないことがあるのでこうしてくれないか?そうすれば問題なく業務が遂行できる」ということを説得力をもたせて説明し、相手に納得感と安心感を与える必要があるのです(この「納得」と「安心」というワードは非常に重要です)。

 

次回予告

こうして、作成した書類をエージェントに送付して面談の準備が整いました。

次は、転職エージェントとの対面カウンセリングについて書こうと思います。