Life with Bipolar Disorder and ADHD

大体タイトル通りです。ADHD(診断済)+ASD傾向、双極Ⅱ型感情障害を持った私とASDのパートナー(配偶者)との共同生活記録。

ADHD的買ってよかったものシリーズ(1)

もう前置きは置いておいて本題に入ります。

今回はこの3点を紹介します。

水泳用タオル

用途

風呂上がりの身体&髪の毛ふき

おすすめポイント

一度水を吸っても絞ることでまた吸水力が元通りに復活するすごいタオルです。さらに、乾燥するのもすごく速いので毎晩使えます。つまり、洗濯物の量が劇的に減ります。障害とか関係なくお勧めできる一品です。

類似品が100円ショップにもありますが、小さめなので頭に巻けません(100円ショップではふきんや洗車用タオルという名称で売られています)。 

 

ステンレス製の洗濯ばさみ 

大木製作所 ステンレス ピンチ (洗濯ばさみ) 10個セット 00357-9

大木製作所 ステンレス ピンチ (洗濯ばさみ) 10個セット 00357-9

 

用途

洗濯の時に靴下をペアにしてはさむ

おすすめポイント

洗濯物を干すのがとにかく楽になります。乾燥機を使う場合でもバラバラになることはそれほどない気がします。

イメージとしてリンクを貼りましたが、100円ショップので十分です。

 

マグボトル 

 用途

自宅での水分補給・夜中に起きた時の水分補給

おすすめポイント

これをご覧の皆様、自宅はどのような状況でしょうか?散らかっていますか?床が見えていますか?はい、我が家は床が完全に見えていない状態です。そういう家なので、カップに飲み物を入れても置く場所がない、物の上においても蹴り飛ばして悲惨な感じになることは目に見えているのです。

そこでこのマグボトルです。容量や色はお好きなもので構わないのですが、個人的には保温保冷機能が優れたサーモスのものをお勧めいたします。

これはわたし自身の特性なのですが、口にするものに関しては刺激があるほうが好きなようで、生ぬるいものがどうしても苦手なのです。なので、そのような方はぜひ保温保冷機能に優れたものを!というところであります。

なぜわたしは発達障害とか精神障害について書くのか

理由はふたつ

今回は、改めてなんでこんなブログなんかを書いているのかについてお話しします。

理由はふたつです。

ひとつは、自分のため。記録のためです。

もうひとつは、他の人のため。情報共有のためです。

 

自分が大したことのない人間だということはわかっています

二つ目の理由について、別に自分は何かたいそうなことをした、誰もが憧れるような成功体験をしたとかそういう人物ではありません。

しかし、せっかくインターネットへのアクセスが容易になった世の中ですし、もっとひとりひとりが自分の体験を発信してもいいのではないかと思ったのです。

 

情報は取捨選択しなければならないのです

世の中には、発達障害精神障害に関する様々な情報があふれています。それはいいことなのですが、当事者はその中から正確な情報を取捨選択しなければなりません。そのうえ、それが自分に当てはまるものなのかをさらに判断する必要があります。

例えば、正確だと判断できる障害への対処法があったとしても、自分に効果があるものかはわかりません(それは発達障害の関連書籍を購入しても役に立つ項目は一部のみになってしまう理由でもあるかと思います)。

 

情報元の偏りは対処法のミスマッチのもと?

そこで話をネットでの検索のみに絞ります。

ネットでの発達障害精神障害関係の情報の発信源が少ないと、あるサイトでの記載内容やツイッタなどにおける特定のアカウントの発言を盲目的に信用しかねないのではないかと考えるわけです。

(ここではもちろん医学的根拠についても言及しているつもりですが、特に強調したいのはxxxxxすると生活の質が向上する、とかyyyyyすると成功する、の類の話です)

それらの多くは個人的な体験の一部を切り取って説明しているわけで、発信している本人は自信をもってお勧め・報告をしているわけですが、万人に効くとは到底思えません。

そういうことに気づかない人は、自分に合わないアドバイスをそのまま受け入れ、うまくいかない場合は落ち込んだりすることもあるわけです。

わたしは、そういった「対処法のミスマッチ」を可能な限り未然に防いでほしいと考えます。なぜなら、そういった対処にはお金と時間といったコストがかかる場合があるからです。

 

自ら発信することで対処のヒントを提供

では、対処法のミスマッチを防ぐにはどうすればいいか。わたしの個人的な活動レベルでできることは、ネットで事例や対処法を示すことで選択肢を増やすことです。

同じ花を描くにも、色鉛筆の色が増えれば実物により近い絵が描けるのと同様、数が増えればそれだけ自分に合うものが出てくる可能性が増えると思うわけです(絵心があるかどうかはさておき)。

そして、もし同じ問題に対する対処法が複数出てきたとしたら、より汎用性の高いアドバイスであると考えることも可能です。

ということで、わたしは今日も(?)ネット上の誰かのヒントになればいいと思いながらキーボードに向かっております。

ADHD女の通勤カバン(個人的ファイナルアンサー)

以前、こういう記事を書きました。

yspr.hatenablog.jp

 そこで、このカバンをめちゃくちゃ推したのですが...

 

(フェールラーベン) FJALL RAVEN Kanken No. 2 Laptop 15

(フェールラーベン) FJALL RAVEN Kanken No. 2 Laptop 15" Sand 220

 

 スマン、ありゃ嘘だった。

いえ、これもかなり優秀なのです。カバンとして。でも、残念ながら大きいものを取り出すときは正直面倒でした。

ADHD的には、歩いてる途中にどうしてもカバンの何かが気になったりすることがあるじゃないですか。本とか、タブレットとか、アレ持ってきたっけ?とか。

そういうとき、このカバン(というかリュック全般)は面倒なのです。

そこで現れた救世主カバンがこちらです。

shop.mother-house.jp

これはヤバいです。リュックが一瞬にしてショルダーバッグになります。何を言っているかわからないと思うのでとりあえずはリンク先を参照ください。

これで、リュックの中身が気になったとしてもいったんショルダーとして持ち替えてカバンの中をガサガサできるのです。リュックを地面においてガサガサするよりは見た目がいいかと思います。

しかもこの大きさのバッグだとペットボトルホルダーもついているし背中に大きなポケットもあるのでPCもノートも入る(しかも曲がらない)。A4すっぽりです。さらにいうとレザーなのでスーツだとしても使える。本当におすすめです。

わたしは秋葉原にある本店で買ったのですが、革の出かたが微妙に違うからということで複数点の中から選ばせてもらった上に別料金ではありますが防水クリームなどのプロテクト処理もしてもらえました。

勢いで書きましたがそんなところです。

 

 

ADHDとASDの男女が婚姻届けを出すまでの道のり

とにかくヒヤヒヤしました

婚姻届を出すイコール役所に書類を出す、ということなので 失敗してはならない、不備があってはならないととにかく神経質になってしまいました。

書類に不備があるだとかの失敗は今まで何度となく経験しているのと、 失敗することに一種の恐怖を覚えているのとで(これはたぶん性格?) 届出に必要な書類と届出の書き方をネットで何度も何度も調べて当日に備えました。

一方で配偶者は楽観的で、なんとかなるさという様子。 それに時々イラっときて怒鳴り散らすなどしていました。 届出を出しに役所に行く日付を忘れていたのにはさすがに泣きながら文句を言いました。

ミラノ風婚姻届

そしていざ婚姻届を出す当日。 わたしは午後に半休を取って昼過ぎに配偶者と待ち合せました。 ところが婚姻届はほぼ白紙のまま。証人の署名欄が埋まっているだけです。 ここから怒涛の追い上げが始まりました。 某イタリアンなファミレスに入り、そこで料理が運ばれてくる合間を見て 空欄を埋める作業をしたわけです... どうして時間はあったのにやらないのか...書き方はわかっているのにどうして手をつけられないのか... それでもまあ、役所では無事に受理されて入籍できました。

時間管理能力の低さ

無事に入籍できたものの、ファミレスで記入したり手続きそのものに時間がかかったりで 銀行での氏名変更までは手が回らなかったのでした... この時間管理能力の低さはもうどうにかならないものかなあと思います。

しかも、翌日1時間だけ有休をとって銀行に行ったものの それでも全部手続きが終わらず泣きそうになりましたからね。 自分の時間の読みの甘さに泣きそうになりました。 結局その翌日の昼休みを使ってなんとか全部済ませることができましたが。

想像力が少々不足気味の配偶者とわたし

時間の管理能力が低いのって想像力のなさなんだろうなと思います。 この行動が将来どんなことをもたらすかをイメージできないというか。 なのでその場その場でアップアップしがち。 それはそれで楽しいのですが、いつまでもこのままではいられないなと思います。

共感力が少々不足気味の配偶者

相手の立場を考えて行動することがどうも苦手な配偶者、 例えば入籍で姓が変わったわたしは色々手続きが面倒で本当にすり減ったのですが その大変さを理解しないわけですね。 それでわたしがキレるところまでがいつものパターンです。 配偶者の共感レベルの低さについてはいつか改めて記事にしたいと思います。

自己紹介・近況まとめ【2019.03.14】

ごあいさつ

初めてのかたは、初めまして。 お久しぶりのかたは、お久しぶりです。 自己紹介にもありますが、私はこのような人物です。

環境の変化

更新していない間、入籍という大きなライフイベントをこなしてしまいました。 共同生活は約1年してきたのであまり変わり映えしませんが、 病院とかで新姓で呼ばれるとハッとします。

最近の悩み(仕事)

転職をすることに決めました。 そのきっかけは、私が休職明けであることから(だと思う)、 色々と重すぎる仕事を振られなくなったことです。 詳しくは別記事にしようかと思います。

とはいえ、特性のせいか勤めながら転職活動をするのは大変です。 今の会社を裏切るようなことをしているようにも思えますし。 でも、乗り越えなければならないものだと言い聞かせています。

最近の悩み(プライベート)

部屋が片づきません。

今後のブログテーマについて

別記事にていくつか今後各トピックをいくつか挙げましたが、 大きなテーマとしてはライフイベント(結婚・転職)にどう立ち向かうか、 小さなテーマとしては障害を持って生きるにあたってのサバイバル術あるいは 試行錯誤の記録といったところでしょうか。

以上になります。

久しぶりの更新です

本当に久しぶりの更新となってしまいました。

更新しない間に人生いろいろ動きまして、とりあえず入籍しました。

一時は別れようかとも思ったのですが結局一緒にいることにしました。

とりあえず頭の中がまとまらないので書こうと思っていることを雑に箇条書きにします。

  • 入籍に至るまでのあれこれ
  • 買ってよかったバッグについて
  • 穏やかであることについて
  • 外国語でアウトプットすることについて
  • 転職について
  • 現在の職場についての愚痴
  • プライベートでの創作活動について

もし数日後にまた覗きにきてくだされば、これらのうちのいくつかは

更新されている可能性があります(あくまでも可能性)。

【読書】"発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術" 借金玉 (KADOKAWA)

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術  こちらの本になります。

1   忙しい人のためのまとめ

  • 読んでよかったと思った
  • サバイバルのためのヒントをもらえた
  • 私はかばんが好き
  • ハックは外国語の例文か数学の公式のようなもの捉えるとよい
  • 借金玉氏に対する印象が変わった

2 手に取ることとなったきっかけ

私は朝の通勤時間を使って週の前半で読了しました。さっくり読めます。

借金玉氏は、以前からTwitterでフォローしていました。リプライを投げたりはしません。 個人的に彼に対しては「頭の回転は速いが常に誰かと喧嘩してる人」という印象を抱いていました。なので(?)今回出版が決まったとの告知をされたときは興味を引かれるとともに「近寄らんとこう」とも思っていました。

あと、発達障害のノウハウ本って役に立たないものが多いと思っていました。「自分がうまくいった例」を押しつけるな、とも思っていました。

しかしです。

やたらと売れているじゃないですか。そこでまた興味が引かれてしまいました。 なので本屋でパラパラ見たのちに Kindle でダウンロードすることに。読んでいないから文句が言えないのも悔しいですし。

 

3   30代女(勤続4年うち休職2年)視点の感想

8割ほどかばんの話になります。すみません。

【仕事】のキーワードとして挙げている「ぶっこみ」「一覧性」「一手アクセス」。 これには大きくうなずきました。「よく言ってくれた!」という感じ。 普段対処していることを適切に抽象化してくれる清々しさよ。

上記の3つのキーワードに即した行動をかなえる借金玉氏お勧めのビジネスバッグ(エースのEVL2.5)は無敵に思えてきます。

しかしです。女はどうすればいいのか!という問題が。

でも、安心してください。それに近いかばんを私は使っています。

メリットは以下の通り。

  • ジッパーは底以外の3辺が空くのでガバッと開く(ぶっこみ、一覧性)
  • 背面にノートパソコンを入れるポケットがある(資料などが曲がらない)
  • リュックだから両手が空く
  • 重くなってもあまりつらくならない
  • 素材がヘビーデューティなので丈夫、落ち着いたカラー展開なので仕事に使える

いいでしょう、素晴らしいでしょう。 私はこのシリーズのかばんを複数個持ち、5年以上使ってきました。

しかし、わたしは気づかなかったのです。このかばんには「一手アクセス」が叶いにくいことに。

確かに外側にポケットはついています。でも内側は背面にひとつだけ。 この不便さを感じながらそういうものとしてずっと過ごしてきたのです。

そこで出会った「借金玉本」。

なるほどなと思って私が導入したのはこのバッグインバッグ。

これは革命です。取り出したいものがすぐ取り出せます。 こうして「一手アクセス」が叶いました。

そう、借金玉氏お勧めかばんを使うことはなくても、そこからヒントを得てそれに近い快適さを得られたわけです(この「快適さ」がみんな同じように感じられるかはわからないのですが)。

ちなみに、借金玉氏は「発達障害にとっての『神かばん』はランドセル」と仰っていますが、私が紹介したカンケンバッグはスウェーデンではランドセル的に使われているとか。

かばんが好きなのでつい調子に乗って書いてしまいました。

まとめると、言いたいのはハックそのものは外国語の例文や数学の公式みたいなものなのだということです。

This is a pen. なんて文を実際に使う機会なんてほぼゼロかと思いますが、それを頭の引き出しに入れておいて適切なタイミングで "a pen" を別の語に置換することこそが大事なのではないでしょうか。

つまり、自分の生活の中でどんなふうにアプライできるかを考えられるかが重要なのですね。

と、言うだけなら簡単です。

しかし、「借金玉本」はこれを可能に近づけてくれたと思います。

私のような発達障害者を数学の苦手な高校生に例えるならば、今までのノウハウ本は、赤チャート(数研出版)みたいなもんです。 今までなんとかしたいと思っても難しくて歯がたたない文字列と戦ってきたわけです。しかもお金をかけて。 「借金玉本」はいわば白チャートくらいですかね?すみません数学わかりません。適当にたとえ話を言いたかっただけです。

4 おわりに

私は借金玉本を読むことで彼の印象が上がりました。

同世代だからでしょうか、彼のエピソードに共感することが多く、その生々しいほどのサバイバルライフがぐさぐさ刺さりました。 彼の体験をひととおり綴った後で語られる「やっていきましょう」は軽くもなければ重くもなく不思議です。

個人的に関心があるので、機会があればものすごく軽い気持ちで今度お会いしたいです。