【テンプレート】問題・分析・対策
0 説明
発達障害に起因する、日々起こる様々な問題について記録し、今後の生活に役立てようとする記事のための自分用のテンプレートです。
今後、イラつくことがあったらとりあえず愚痴を書いて別カテゴリに保存、対策が必要だと思ったらこのテンプレートを使って新しく記事にしようかと考えています。
このテンプレートを作るにあたっては、アンガーマネジメントや認知行動療法を少し参考にしました。
ここでの「問題」という言葉の使い方は誤解を招きやすいかもしれません。「困ったこと」と言ったほうが近いかもしれないのですが、おさまりが悪いのでこういう表現になりました。そして、その「問題」は人にとっては大したことはないものであるということわりも入れておきます。
1 問題
1-1 できごと
日時・場所
詳細
1-2 【1-1】に対する反応
自分の言動
その結果
2 分析
2-1 感情面
【1-1】が起こったとき何を思ったか
実際に自分がしたかった/してほしかったこと
イラつきレベル(1-10で、10がMAX)
2-2 実践的なアプローチ
1 の原因(自分)
1 の原因(相手)
1 の原因(その他、外的な要因)
3 対策
【2-1 したかった/してほしかったこと】の実現のためのアイディア出し
伝え方の工夫はできるか
したかった/してほしかったことのレベル下げは可能か
その他心掛けること
4 結果
4-1 できごと
日時・場所
詳細
4-2 【4-1】の結果・効果・反応
5 分析
(うまくいった場合)感想
(うまくいった場合)マニュアル化
(うまくいかなかった場合)4 を 1 に書き換えてやり直し
自己紹介・近況まとめ【2018.07.19】
ごあいさつ
初めてのかたは、初めまして。 お久しぶりのかたは、お久しぶりです。 自己紹介にもありますが、私はこのような人物です。
- 30代女
- ADHD(診断済)、双極性障害、その他ASD傾向あり
- 精神障害者福祉手帳3級(ADHD, 双極性障害)
- 会社員(一般雇用枠、オープン、残業なし、合理的配慮あり)
- 休職経験あり
- パートナー(男)と小動物と共同生活中
環境の変化
更新していない間。あまりにもいろいろなことがありすぎました。
- 婚約
- 引っ越し(パートナー宅で共同生活開始)
あ、これだけでした……。 それでも生活環境は大きく変わったわけで、面白くもあり大変な毎日です。
個人的にはこういうときはADHD特性が表に出て、知らない土地で他人と一緒に暮らすことが新鮮で仕方なかったのです。
最近では暮らすことに慣れてきて、静かに暮らしています。 双極性障害がひどいときはいろんなところを遊び回るのが好きでそれが最高に楽しかったのですが、今は休みの日には家のことを済ませたり歩きで行ける範囲内で遊ぶので十分です。
話を戻します。
最近の悩み(仕事)
昨年の春、段階的に環境に慣れさせるという意図で 衛生管理も担当している総務付けで復職しました。 業務内容は復職前に近いものです(比較的専門性が高いです)。 ここ1, 2か月の産業医面談で元の部署に戻る準備を、という話が出たので改めて自己分析と希望する配慮やできることなどをまとめる作業をし始めましたが難航しています。
最近の悩み(プライベート)
ASDのパートナーと一緒にやっていくのが辛いと思うことがたまにあります。 考え方や接し方を変えれば変わってくることもあるし、楽しいのですが。本当に試行錯誤の毎日です。
今後のブログテーマについて
障害とどのように付き合いながら生きていくかを書いていこうと思います。 生きていくと言うと大袈裟に聞こえますが。 簡単に言うと、こんな感じです。
- 仕事でのサバイバル記録
- パートナーの愚痴と彼の問題行動への対処法と記録
続くかわかりませんが、もしよかったらお付き合いください。 私の体験が参考になればこれ以上に嬉しいことはないですし、私の愚痴を読んで「あるある」と思っていただければこれまた嬉しいです。そして何より私がスッキリします。
コンサータ服用記録(服用開始後約1年7ヶ月経過時点)
服用開始からこんなにも時が経ってしまったのですね。
こんなに更新していないブログにもちらほら見てくださる方がいること、
そしてその方にはADHD当事者がいらっしゃることを考え、できるだけシンプルに書きます。
まず現在のコンサータの量と飲む時間は以下の通りです。
総量: 54 mg /日 (18 mg x 3 錠)
服用時間: 6:00 - 7:00(2 錠)
10:00 (1錠)
生活状況・環境は下記の通りです。
女
30代
平日勤務(フルタイム)、残業なし、業務上の配慮あり
パートナー(男、ASD診断済)と同居
以前は下記記事にあるように月経周期に合わせて調整したこともあったのですが、
そのようなマメなことは自分には長続きしませんでした。
でも、月経周期のせいでパフォーマンスに影響が出るなら継続していたようにも思えます。
言い換えれば、最近では月経前症候群による発達障害特性への影響はさほど気にならなくなっているのかと。
さて、私が発案した(と思い込んでいる)コンサータ分割服用法についてです。
重要なことなので強調しますが、
これに関しては主治医に相談のうえで始めました。
実践を検討する場合は、主治医に相談するようお願いします。
個人的には上記の服薬方法がうまくはまってくれたようです。
ポイントはおそらくこのようなところにあるのではと考えます。
・朝に2錠飲むことで目覚ましになり勢いがつく
・時間差で飲むので効きが比較的穏やか
・効き目が切れるタイミングにズレがあるのでダルさが軽減される
とりあえずなんとか働けているのでこのまま継続です。
ちなみに、休日は基本的には午前中に2錠飲んでいます。
主治医が言うには休日は飲まないほうが平日に効果が出やすいとのことですが、
溜めた家事や部屋の片づけがあるのでお世話になってます。
ということで、自分用の記録兼情報共有でした。
圧迫されるプライベート の続き
仕事でのエネルギー消費をどうセーブするか?
今回は、この記事の続きになります。
休めばエネルギー消費をセーブ、あるいは消費分を回復することができるとわかっていてもできないのですよね。それに対してどうするか。
「完全な」休憩をとらなくてもよい
このような気づきを得られました。今まで休憩というと、お手洗い、タバコ、リフレッシュルームで談話、などを想像していました。が、お手洗いに行く以外はどうしても抵抗があったのです(後述)。そのため、なかなか休憩をとれないでいたのですが、そもそもこういった「完全な」休憩でなくても、「70%の」休憩を積み重ねればいいのではないかという結論に達しました。
例えば、次のようなことです。
- 作業しながら飲み物を飲む・お菓子を食べる
- 脚をぶらぶらさせる・貧乏ゆすりをする
- 頭に浮かんできた気になることをネットで調べる(バレない程度に)
- 作業内容の調整(疲れる仕事と疲れない仕事をうまくさばく)
一番最後の項目については、なかなかそうはいかないことも多いのですが、機械的にできるあまり負担のない仕事は定時近くにやる、逆に思考力を要するものは午後一番にやる、など工夫はできそうです。
休憩ができない個人的な理由(余談)
ちょっと話がそれるのですが、以前にも少し触れたとおり、私は周囲の評価や周囲からどう思われるかを非常に気にします。そして、優秀で、かつ完璧でいたいという気持ちが強いのです。おそらく、育った環境のせいだと思われます。
そのため、「仕事中に休むことは悪」(サボってることになるから)と思い込んでしまっていました。
ですが、上記のように考え方を変えることでなんとかやれないかな、と思っているところです。
過集中の場合はどうか
私は集中できているときは休憩をとらなくてもいいのではないかと考えます。もちろん明らかに作業効率が下がっているようならば別ですが。その代わり、切りのいいところまできたら絶対に休みます。
このブログに書いたかは忘れましたが、以前主治医に「疲れると障害特性が強く表れやすい」と言われたのですね。ですから、「疲れたら休む」を基本としています。
リセットのチャンスを作る・見つける・活用する
公私のパワーバランス(今思い出しましたが、いわゆる「ワーク・ライフ・バランス」に少し似ていますね)が崩れて疲れも溜まってきて私生活が崩壊しそうになったとき、どうするか。
個人的な意見ですが、まとまった時間を作ってリセットするのが一番かと思います。目の前のことを必死にこなしながら(しかも疲れが溜まっていてクォリティが決していいとは言えない)、生活を立て直すのはきついです。
まとまった時間は、例えば次のような方法で確保します。
- 有給休暇を取得する
- ゴールデンウィーク・お盆休み・年末年始の休みなどを利用する
超単純でアホらしいんですが、おそらく発達障害の傾向のある人(特にADHD)は、こういった休みの時にガンガン活動してしまうと思うんです。それをやめて、あえてリセットのためだけに使う。休息をとって、回復したら溜まったごみを集めて捨てて、片づけをする。そういうことをするためだけに休みの日を使うのは、我々にとって重要だと考えます。
と言っておきながら反省なのですが、先月リセットするために有休をとったのに一日中遊びに出かけてしまった私がいます...気をつけないと衝動でこんなことをしてしまうわけです。
おわりに
ずいぶんと長くなってしまいました。
休憩がとれないことへの対策として、巷に出回っているADHD本だと「タイマーを使う」などと書いてありますが、会社でこれを実践するのは相当にハードルが高いわけです。だって、キッチンタイマーを使うとして、ゼロ分になるたびにうるさい音が鳴るんですよ...?なんか自分でどうにかならないかと考え、ある意味妥協案的な形でいったん落ち着きました。その後、経過など記すに値することがあればまた記事にします。
圧迫されるプライベート(「外の世界と内の世界のパワーバランスをとるのが難しいADHDのひと」その後の経過)
過去にこのような記事を書きました
以下にリンクも貼りましたが、簡単に説明すると、私の場合
仕事や人付き合いなど、他人と関わるような場で頑張れば頑張るほど(完璧でいようとすればするほど)、その反動でプライベートでの生活がめちゃくちゃになる
のです。
「プライベートでの生活がめちゃくちゃ」とは、例えば家事ができなくなる、食事が適当になる、などが挙げられます。
そうすると生産性も低くなり負のスパイラルに陥ってしまうわけです。
そこで、以下のチェックリストを使って、セルフモニタリングをしてみることにしました。
- 部屋がいつも以上に汚くなってきている
- ルーティンワークができなくなってきている
- 忘れ物が増える
- 明日着る服がなかなか決まらない(決断できない)
- 無気力である
そして、当てはまることが多くなってきたら休養を多めにとるなどの対処をすることにしました。
という記事を書いて約1年。現在は...
正直に申し上げますと、もうプライベートはめちゃくちゃです。
チェックリストの存在も自分で作っておきながら忘れていました。
前回の記事を書いたのはまだ休職中で、リワークに通っていた頃です。
そのため、自分を見つめ直す時間が十分にあったのですね。
現在は復職して5ヶ月半。通勤には慣れたものの、
勤務時間が徐々に延びて(復職当初は4.25時間の勤務でしたが今は6.75時間です)
生活の中の仕事のウェイトがかなり大きくなってきました。
ですので、目の前のことに必死で、以前ほど客観的に自分を観察することが難しくなってきたわけです。
そこで、いい機会なので、改めて現在の状態をチェックリストで確認することにしました。
- 部屋がいつも以上に汚くなってきている・・・〇(足の踏み場があまりない)
- ルーティンワークができなくなってきている・・・〇(ごみ出しができない)
- 忘れ物が増える・・・×(未遂はあっても忘れない)
- 明日着る服がなかなか決まらない(決断できない)・・・〇
- 無気力である・・・△(日によってムラがある)
〇(あてはまる)を2点、△(ややあてはまる)を1点、×(あてはまらない)を0点とすると10点中7点。けっこう高めです。
対処法を実行することの難しさ
過去の私は、対処法として以下の2点を挙げました。
- 外の世界(仕事や人付き合いの場)で消耗するエネルギーをセーブする
- 休息を多めにとる
2. は比較的実行しやすいです。自分の帰宅時間と就寝時間(確保したい睡眠時間から割り出す)をはっきりさせて、残りの時間で最低限やることをやればいいので。
問題は、1. なのです。特に仕事だと、集中してしまうと休憩を忘れてしまうし、
少しでもいい結果を出したいと思ってしまうので、うまくセーブするのは至難の業です。
特に私の場合、(障害特性とはおそらく関係なく?)他人の評価をひどく気にする性格のため、優秀で、完璧でいたい気持ちが強いです。そのせいでぐったりしてしまうことも多いです。
休憩をはさんだほうが結果として作業効率が上がるというのは頭では理解しているつもりです。でも、わかっていてもできないのです。
では、どうするか?
少し長めになってきたので、続きは別の記事にしようと思います。
次の記事では、こんなことを書いてみようかと。
- (ちょっと話はそれるけど)自分の行動の変化
- エネルギーのセーブの仕方あれこれ
- リセットのチャンスを見つける・作る
それでは部屋の片づけに戻りたいと思います.....。
20170812ごあいさつ
久しぶりの更新です。
つい放置してここまで来てしまいました。約4ヶ月ですか。
会社もお盆休みに突入し、時間にゆとりができたのでPCに向かっています。
(本当は汚い部屋を片づけなければならないのに現実逃避しているなんて言えません...)
文章を考えるのは、わたしにはけっこうエネルギーを要する作業なので、
脳みそがぐったりしない程度にまた少しずつやっていこうと思います。
特に病気や障害に関する個人的な体験を中心に綴っていますが
見てくださる方の参考になったり、見てくださる方が共感できたりするようならば
これ以上のことはないかなと思っています。
かといって、完全に利他的な行為(というのかな)というわけではありません。
自分で考えて文章にすることで客観的に自分を見つめ直す作業をしているので、
これはセルフ反省会を兼ねているのです。
そんなこんなで、少しずつやっていこうと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
おすすめ本: ADHD的な衝動を抑えたい方向け
復職前の1か月はずっと読書でした
「環境に適応しにくい」というのがわたしの大きな課題だったというのもあり、復職の直前1か月は会社に通い、そこでひたすら読書をするというのを続けました(もちろんインプットだけでは飽きてしまうので読んだ内容を要約したりしていましたが)。
もちろん趣味や娯楽の本は読めないので自己啓発系の本を中心にいろいろ読んでみました。ゴミクズのような本もある中、「これを待っていた!」という本に出会えたのでご紹介します。前置きが長くてごめんなさい。
自己啓発書が苦手でも手にする価値ありだと思う
こういういかにも、という感じの本は好きではないのですが、職場で産業医面談などの社員の保健関係の担当をしてくれているおねいさんが紹介してくれたのです。彼女は著者の講演をTEDを視聴したそうで、よかった、と言っていたので気になったのです。
個人的には、これはタイトルで損をしている印象があります。こんな無難な一般人向けのタイトルにしなければいいのに……(一般人に売れるようにするのが当たり前ですよね)。
この本を簡単にまとめると、こういうことです。
目標達成に必要な力
1. やる力: やるべきことをやる力
2. やらない力: 誘惑に打ちかつ力
3. 望む力: 大事なモチベーションを思い出し、自制心を発揮させる力
→この3つの力を駆使して目標を達成する力=意志力
たとえば、目標を達成したい!と思っても、誘惑がたくさんあって挫折しがちです。
そこで、自制心を働かせ、誘惑(目先の快楽)にとらわれずに長期的な目標を見失わずにチャレンジできるようにしよう!というのがこの本のメインテーマです。
この本では、何度となく「自制心」と「意思力」という語が登場し、どのように自己コントロールすべきか、なにが有効かについて述べられています。
他の場面でも使えそう
ここでいう達成したい「目標」ですが、本の中では例としてダイエットが大きく取り上げられています。でも、衝動性をどうにかしたい我々にとっては、いろんなことに応用できそうですよね。
例えば、恥ずかしいことにわたしは衝動買いがやめられなくてまともに貯金ができないのですが、まさにそういうときこそ使えそうです。
また、目標達成とは少し違いますが目の前のことばかり目を向けるのではなく、冷静に距離をおいて対象を見つめる大切さも再確認できたりします。そしてそれが長期的に考えてメリットが大きいということも。
あと、衝動的に行動を起こしそうなときにぐっと押さえるコツがなんとなくわかってきた感じがします。
ステマではありませんが
どうでしょうか、まだ読んだことがないという方、気になりませんか?
わたしは図書館で単行本を借りて読みましたが、話題になった本だけあって、同じ自治体の中でも複数冊所蔵していました。文庫化もされているようなので、興味のある方は是非にお手にとってみてください。