ガチガチに管理された自分を解放する
「スケジュール帳に書かれていないことは存在しない」
ここしばらく、時間の管理ができるようになるために「成人ADHDのための認知行動療法」に載っているワークを続けています(詳しくは以下の過去記事参照)。
その本に太字で記載されている「スケジュール帳に書かれていないことは存在しない」という標語のもと、自分でたてた予定を忠実に実行し、実際にかかった時間を記録し、日ごとに予定の変更の必要性がないか検討し...。
そのおかげで、無駄な時間の使い方はあまりしなくなりました。
今週は不調だった
ところで、今週は体調がいまいちでした。身体が重くだるく、気分もそれに引きずられて重くなる。そうすると作業効率も低くなるし、もう負のスパイラルが出来上がってしまうわけです。
それでも、日々の行動計画をきちんとたて、行動し、必要があれば修正し、と続けてきました。しかし、とにかくつらい気分でした。
そして、金曜日の午後。一週間続いてきたこの不調をそろそろどうにかせんとな、と思ったときに「好きなこと・楽しいことをする」という対処法が頭に浮かんだのです。とにかく心地よいことをしようと(この「対処法」については機会があれば別記事にしようと思います)。
あえてスケジュールを緩めてみる
そこで、今すぐできる「好きなこと・楽しいこと」を考えてみました。思いついたものは、帰りにふらっと 気のおもむくままに 買い物をすること、好きなものを食べること。そこで、計画を変更して、「思いつきで行動しても大丈夫な時間帯」を設定してみました。
すると、いつもはスケジュール通りに行動しないといけないという気持ちに縛られたこころが解放され、軽くなったのを感じたのです。おかげで気分が少し軽くなりました。
不調の原因はなにかはわからないのですが、予定を機械的に決めてそれを忠実に守ることしか頭になく、体調に合ったスケジュール変更を十分に検討できなかったことは不調を助長させることになっていたと思います。視界が狭いというか、全体を見ることができないのはADHDの特徴ですね。
ということで、たまに生活に影響の出ない程度に緩めてあげると全体的にバランスが取れるような気がしました。
とはいえ、こだわりが強いところも
以上のことから、計画を多少崩してあげることが有効だということがわかってきたのですが、毎日行うことだけはどうしても時間通りじゃないと気がすまなくなってしまいました。例えば、入浴の時間など。そこらへんはおそらく少し持ち合わせているASDの特性が見え隠れしているのだと思います。